こんばんわ

みなさま、その後いかがでしょうか？
少しは落ち着きましたでしょうか？

キングの近況としては、東北各地にちらばる家族や親戚や友人の無事は確認できました。
みんな、それぞれ無くしたものはあるけれど、命があって、ご飯が食べられて、眠れています。それさえ確保できれば、きっと大丈夫。日々、良くなっているとキングは信じています。

さてさて、地震から9日ですが、いろんなところで風評被害が目立ち始めましたね。
批判や非難や誹謗中傷で（主に原発関連の）、観ていて嫌になるので、テレビはあまり観なくなりました。ネットでは必要最低限のニュースだけ選んで読んでいます。

ちょっと真面目な話をしますと、どれほど周到に用意されたことでも予想外や想定外というものはあるので、１００％完璧というものはありません。キングさんは医療情報機器の障害対応を行う仕事についているものですから、どれほど精密な機器であろうと、2重3重の安全対策をとろうと、複数でバックアップをとろうと、壊れるときは壊れますし、元に戻せないデータも出てきてしまうということをよく知っています。

だからこそ、関東で行われている計画停電や、福島原発で行われていることについて、いたずらに非難する人たちに腹が立ちます。

もちろん、不手際は指摘されてしかるべきだし、改善の努力もして貰わなければならない。

ただ、キングが言いたいのは、絶対というものはないんですよ、ということです。とくに相手が機械の場合は。関東の電力を管理するシステムも、福島原発の安全管理を担うシステムも、つまるところは機械です。
小さい話で恐縮ですが、PCの使い方を知人に教えたりもしているキングは、そういうとき必ず言うことがあります。
機械は決して万能ではない。そして人間もまた万能ではない。だけど、機械を直せるのは人間だけだし、機械より人間のほうがよっぽどかしこい。と。
不足の事態に対応できるのは、機械ではなく、それを扱う人間です。何か起こったときにどうするか機械に教えてあげるのも人間だし、想定以上のことが起こった場合に知恵を出せるのも人間です。機械は自分では想定外のことが出来ないのです。

計画停電の業務を担う東京電力の皆さんも、福島原発で作業する、東京電力の職員の皆さん、関連企業の皆さん、自衛隊や消防庁の皆さんも、みんな人間です。しかもそれぞれがそれぞれの専門家です。その専門家たちが、福島原発といういま日本で一番危険な場所で、知恵と技術を出し合って最善を尽くしている。
命を張って頑張っている人たちの努力に水をさすようなことを、出来れば言わないでほしいとキングは思います。

さて、そんなキングのこころもとない精神論だけじゃ不安は取り除けないし、風評被害もなくならないので、福島原発について客観的に述べているサイトを紹介します。

http://runday.exblog.jp/16073824/

田口ランディさんのブログです。田口さんはチェルノブイリにも行かれたことのある方で、今回の件もさまざまな方面からお調べになって意見を述べています。興味のある方は是非どうぞ。
そして「政府や東京電力が情報操作を行っている」かどうか、ご自分で判断して下さい。

何を信じるのか、どう決めるのか、それは自分です。

私は私の出来ることをします。
誰もがいま出来る最善のことをし続けていけば、どんどん良くなるとキングは信じています。
甘いとか理想論だとか言われようと、勝手に信じて勝手に最善を尽くすんだから、ほっといてくれよ！ていう気分です。
きっと最後に一番強い言葉は

「それがどうした！」

なんだと思います。それがどうした。私は私のやりたいようにやるさ！

てなわけで、明日も頑張ります。
長々とお読み頂きましてありがとうございます。