王家の日常 忍者ブログ
最近、腸を揉んでいます(何)
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2025/03/10 (Mon)
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2009/01/12 (Mon)
何故か唐突に、六角中男子テニス部の面々でバンドを組むことになりました。

バネ つってもよー、俺ら楽器持ってねーんだけど、どーすんだ?
サト 演奏できねーとか、そこは問題じゃねぇのかよ?
剣   練習しようよ!!
ダビ バンドをばーんと組んでみよう
亮   剣太郎の言う通り、演奏については練習あるのみだとしても、楽器・・・
樹   困ったのね・・・まさかピアニカとかたて笛じゃさまにならないのね・・・
佐伯 うーん・・・あ、もしかしたら、父さん、ギターくらいなら持ってるかも
バネ あ!それがあったな!俺も父ちゃんに聞いてみるわ!
サト 卒業した先輩にも声かけてみるか・・・
剣   僕も兄ちゃんに聞いてみるよ!
亮   あとは誰が何をやるかってことだけど・・・
    ま、それは楽器の目途がついてからでいいか
ダビ あの・・・

というわけで、各々のツテを頼って楽器の確保に走ることになりました。
さて、家に帰った剣太郎はさっそくパパとブラザーに相談します。「みんなでバンド組むことになったんだよ!」と目をきらきらさせて言う剣太郎を前に、剣太郎パパの目がきらり☆と光りました。「待ってろ」と言い残してしばし居間から姿を消したパパはひとまず置いて、剣太郎ブラザーはギターとベースなら知り合いから借りれると思うけどドラムはちょっと聞いてみないと分からないと言ってくれました。剣太郎は「それで十分だよ!」ときゃっきゃっと大喜び。そうしているうちに剣太郎パパが居間に戻ってきました。パパは小脇に雑誌のようなものを抱えています。不思議そうに見上げる剣太郎に、パパはその雑誌をおもむろに差し出しました。その雑誌には

「THE BLUE HEARTS」

の文字がでかでかと書いてあります。
そうです。それはTHE BLUE HEARTSというバンドのスコア(楽譜)だったのです。パパは40前後。まさにTHE BLUE HEARTS世代。目の色の変わったパパはこのバンドの素晴らしさを一晩中語り、気がつくと剣太郎はTHE BLUE HEARTSを演奏することになっていました。

結局

ボーカル 剣太郎
ギター  サエ(女受けを考慮)
ベース  亮(意外にリズム感がピカイチ)
ドラム  バネ(叩きたかったらしい)

で、とある夕べに近くの砂浜でライブが開催されることになりました。
何故か出店も出て、焼きイカやら焼きハマグリやら焼きそばやら酒やらが売られ、ステージの後ろのほうにそれぞれの家族がビニールシートを広げて、ついでに弁当も広げ、酒盛りも始まり、花見なの?運動会なの?と、もはや何のイベントなのか分からない状態のなか、ステージ前には友人連中(男子)やサエのファン(女子)やTHE BLUE HEARTSをやると聞きつけてきた地元の男ども(20~40代まで年齢はさまざま)が集まります。
そして水平線に夕陽が沈んだそのとき、ライブがスタート。
剣太郎が高らかに歌い上げます。

♪~栄光に向かって走る~♪(TRAIN-TRAIN)

イントロだけで地元の男どもが雄叫びを上げました。
うおー!!!!という男の叫びが浜辺に響き渡り、激しいモッシュがスタート。男波に煽られて、サエのファンははじき出されてしまいました。しかしそんなことお構いなしに、男どもの盛り上がりは凄まじいものです。
ていうかその場にキングがいたら同じようにしてるかもしれません。
だって考えてみて下さい。剣太郎がTHE BLUE HEARTSを歌っているんですよ?

~僕が言ってやる でっかい声で言ってやる 頑張れって言ってやる 聞こえるか?頑張れー!~(人にやさしく)

と歌われたら頑張るしかないですし

~愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない 決して負けない強い力を僕はひとつだけ持つ(リンダ リンダ)~

と歌われたら離さないでー!!と叫ぶしかないですし

~貴女の胸の奥に当たれよ風船爆弾 弾む心 貴女だけに見つけてほしい いつだってどこだって遠くても飛んでゆけるさ(風船爆弾)~

と歌われたら、飛んで来て!と受け止めるしかないわけです。
そしてやっぱり最後はこの歌しかありません。

~終わらない歌を歌おう 僕や君や彼らのため 終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように(終わらない歌)~

歌うよいくらでも!!と号泣します(決定)。
そして歌い終わった後、剣太郎は直角に腰を曲げて「ありがとうございました!」とお礼を言って終わります。

六角とTHE BLUE HEARTSというより、剣太郎とTHE BLUE HEARTS。
素晴らしい組み合わせだと思うのですが、いかがでしょう?
ファンの方には申しわけありませんがキングはTHE BLUE HEARTSを剣太郎が歌っているところを想像すると、生きていく活力が沸いてくるのです。
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